「みかんの低・減農薬栽培」について

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今回は、前回までの補足です。

みかんの無農薬栽培が可能か? 
もう少し詳しく検証してみます。

「みかん」では、結論からいって不可能です。 
商品になりません。
「無農薬栽培」は、不可能です。

北国では、長い“冬”があるので、多くの「病害虫」が死滅します。
しかし、暖かい所で栽培される“みかん”の産地では、そのまま「病害虫」は越冬します。

以前から、農薬の代わりに、「酢」「糖」「焼酎」などを混ぜて散布することは、良く知られています。

原理は、“美味しいエサ”を散布することで、1つの病害虫がそこを占有出来ない様に、多くの天敵を呼びこむというわけです。

それを「みかん」に応用してもうまくいきません。

なぜなら「最強」の害虫がいるからです。

「アザミウマ」です。

何種類かいますが、暖かい冬の年は、越冬数が多いので被害が広がります。

そして、農薬も効かない抵抗性をもった虫もいます。

また、果樹園に雑草が生えると、それが「エサ」となります。

害虫は「草の生長点」を好むので繁殖して、“みかん”も食害します。

そのうえ、「みかん」の根域と「草」の根域は同じ層にあるのです。
そのため養分の競合が起こります。

みかん産地では「草」の方が開幕ダッシュするので、「みかん」の初期成長が著しくダメージを受けます。

以上の理由で、暖かい地方の「みかん栽培」においては、「無農薬栽培」は不可能です。

「みかんの低・減農薬栽培」について

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ところで、正しい低・減農薬栽培とは何か?を考えてみましょう。
それは、農薬が自然環境に与える負荷を減らし、残留農薬による消費者への危険性を減らし、生産者に対しての安全性を向上させることです。

農薬には、病害虫予防に使う薬と、病害虫が発生した後にやむを得ず使う薬があります。

たとえば、減農薬栽培によって予防的に使う薬剤を省略したため,病害虫が発生したとします。

あとで農薬をまけば、使用回数は減って減農薬にはなっても、収穫時期に農薬を散布することになり、残留農薬量は圧倒的に増えることになります。

「減農薬だから残留農薬は少ないはずだ! 残留農薬が少ないから安全だ!」とはならないのです。

農薬の散布処理を先送りすれば、かえって大量の農薬が必要になることもあるのです。

減農薬を謳って商売をするためには,農薬の種類と散布回数などの情報を提示すべきです。

今、小規模なみかん栽培農家は利益が出ず、当然、後継者も育たず、高齢化が進んでいます。

こうした農家では、肉体的にも経済的にも従来の生産方法がとれず、手を抜かざるを得ません。

当然、みかんの品質は落ち、共撰場からは加工用(ジュース用)としか評価されません。

この問題を解決するには、どうしたらよいでしょうか?

その答えが、減農薬・低農薬栽培で、安全・安心!

ただし、キズなどがあり見かけは悪いですよ!
のキャッチフレーズになるわけです。

消費者は、騙されてはいけませんよ!

「みかんの低・減農薬栽培」について

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「低・減農薬栽培」について、何回かに分けて検証してみます。

最近Web shop で、「減農薬栽培で、安全・安心」という“不思議な”宣伝文句をよく目にします。

“不思議な”とは、減農薬とは農薬の使用を減らすことであり、残留農薬量を減らすことではないからです。

消費者にとって一番気になるのは、残留農薬のはずです。

農薬の使用回数を減らしても、残留農薬が減るとは限りません。

逆に、増える事例もあるくらいです。

カンキツ類は、農薬なしには栽培できません。

唯一可能なのは、夏みかん(甘夏柑)くらいです。

特に、実の落下を防ぎ、収穫量を確保して、みかけの良いみかんを栽培するためには絶対必要です。

平均的なみかん栽培(慣行法)だと、10回位いろいろな農薬を使用します。

ただし、農薬使用時期は、4〜6月の栽培初期に集中しており、収穫前には使用されていません。
というか、収穫前にしても意味がありません。

露地栽培みかんに関しては、農薬が雨で流されていますから、残留農薬の心配はいらないわけです。

当然、ハウスみかんは雨に流されていないので、洗って食べてください。

全てのハウス栽培ものこそ、注意が必要なのです。

何が一番注意の要る果物か?と言えば、“イチゴ”です。

絶対洗ってから、口に入れてください!

子供の一番好きな果物でしょう。

母親の責任ですよ。

イチゴ狩りに行って、
“新鮮だから、おいしい!”って、そのまま食べていませんか?

命知らずですね!

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