世界の柑橘(カンキツ)地帯の多くは熱帯あるいは亜熱帯的気候に属していて、北に偏在する日本は特異な環境の下にある。
そのためスイートオレンジやグレープフルーツなどの世界的品種の栽培は成立しえず、日本独自の品種の発達によって、今日の柑橘(カンキツ)産業は築き上げられている。
ウンシュウミカンをはじめとする多数の雑カン類品種は、熱帯に起源のあるカンキツ類が北進して遂げた適応の姿と言える。
でこぽんについて

デコポン(登録商標) 品種:不知火(しらぬひ)
デコポンは、清美タンゴールとぽんかん中野3号との交配種。
果皮は黄橙色で果皮はやや粗い。
若木の時期は果梗部が突出しており、みためと名前が一致しておもしろい。
皮を剥くのは容易。ポンカン香あり。
糖度は一般的に13度から14度あり、18度前後のものもある。
最初は、さほど日の当たらぬ存在だったけれども消費者の嗜好の多様化に伴い見直され、栽培面積は拡大中。
また、当初は、熊本県以外の産地では、独自の名称を付けるなど混乱もあったが、JA熊本果実連と他の産地団体が、商標権の使用許諾の契約を締結して「デコポン」の商品名に統一された。
デコポンは、晩柑類の新商材として、ここ数年、生産・消費が伸びている。
外観の特異性、皮のむきやすさに加え、果汁が豊富で、甘味と香りがあり、大衆柑橘としての消費が伸びる特性を備えていることがその要因とみられる。
姉妹品には、はるみ、陽香等がある。
ぽんかんについて

(1) ぽんかん(椪柑)
英名:Ponkan mandarin 学名:Citrus reticulata BLANCO
ぽんかんはインドのスンタラ地方を原産地とする亜熱帯性カンキツ。
中国へ伝来したのは唐代以後。
台湾への渡来は1796年に楊林福が、広東省から新竹州新埔へ移住する際に苗木を携行してきたのが最初で、その後全島に普及した。
日本へは、1896年(明治29年)に当時の台湾総督樺山大将が苗木50本を郷里鹿児島に送ったのが最初の導入である。
果実品質の優秀性が中央市場で認められた昭和5年頃から営利栽培が始まった。
ぽんかんの生育には温州みかんよりも高い温度を必要とするため、栽培の適地が限られ、今後とも栽培面積の大幅な拡大は望めない。
年平均気温が20℃くらいの無霜地帯が理想的な地域。
熟期が冬季(1〜2月)にあたる関係から、温度の限界地帯では低温障害(果皮の凍傷)が生じやすい。
私どもは、これを「ヤケが入る」と言う。
果肉は糖、酸ともに多く、風味は濃厚。
このため、ぽんかんを食べた後では温州みかんの味は水っぽく感じられ、私の地元(宇和島)では、この時期頃から温州みかんはあまり食べられなくなり、人気は晩柑類に移る。
早生のポンカンとして、近年大田ポンカンが栽培されている。
伊予柑の種類
(イ) 宮内伊予柑(みやうちいよかん)
昭和30年に松山市平田町の宮内義正の園で発見された枝変わりで、現在生産品種の主流になっている。
偶発実生。果実は大果で、果形はやや扁平。果面は赤橙色で柔軟多汁で、無核果も多い。
熟期は1〜3月。
(ロ) 大谷伊予柑(おおたにいよかん)
大谷イヨカンも大谷園で発見された宮内イヨカンの枝変わり。
吉田町原産。
果面は極めてなめらかでよく締まり光沢がある。
イヨカン特有の香りはやや少ない。
大谷伊予柑(通称:ダイヤオレンジ)は、その美しさから一時ブームになったけれども、生産管理の難しさから今は下火。
秋口にほんのり色着いた頃1,2週間の間に袋掛けする必要があり、袋掛けが早ければ色着きがわるくなり、遅くなると日焼けして果皮が硬く荒くなる。
しかし、宇和島市よりまだ南の御荘町の御荘湾に面した山の斜面は生育に最も適した地域に当り、この場所で生産される大谷伊予柑の味は最上級である。
他に、勝山・山田・野本などの枝変わり品種がある。
伊予柑について
伊予柑
学名:Citrus iyo Hort. eX TANAKA
発生の起源は不明であるが、タンゴールに類するものと推察されている。
明治19年(1887年)に山口県阿武郡東分村の中村正路の園で発見された。
明治22年愛媛県松山市持田の三好保徳が、山口県から苗木を購入してみずから増殖普及に力を注ぎ、今日のイヨカン生産の礎を築いた。
初めは伊予みかんと呼ばれていたが、愛媛県産温州みかんとの混同を避けるため、昭和5年に伊予柑と改められ、愛媛県の特産物になった。
耐寒性は雑カン類の中では強いほうに属するが、風土に対する適応性は狭く、しかもその適不適が品質を大きく左右するので、恵まれた地域の特産物的種類といえる。
果肉の色は赤橙色で濃く、肉質は柔らかく多汁で甘酸相和し、芳香があって風味がよい。
果実は大果で果形はやや扁平。熟期は1〜3月。
しかし、近年多汁を嫌われることが多くなり、完熟させて収穫・販売するように変わってきている。
学名:Citrus iyo Hort. eX TANAKA
発生の起源は不明であるが、タンゴールに類するものと推察されている。
明治19年(1887年)に山口県阿武郡東分村の中村正路の園で発見された。
明治22年愛媛県松山市持田の三好保徳が、山口県から苗木を購入してみずから増殖普及に力を注ぎ、今日のイヨカン生産の礎を築いた。
初めは伊予みかんと呼ばれていたが、愛媛県産温州みかんとの混同を避けるため、昭和5年に伊予柑と改められ、愛媛県の特産物になった。
耐寒性は雑カン類の中では強いほうに属するが、風土に対する適応性は狭く、しかもその適不適が品質を大きく左右するので、恵まれた地域の特産物的種類といえる。
果肉の色は赤橙色で濃く、肉質は柔らかく多汁で甘酸相和し、芳香があって風味がよい。
果実は大果で果形はやや扁平。熟期は1〜3月。
しかし、近年多汁を嫌われることが多くなり、完熟させて収穫・販売するように変わってきている。
『南津海(なつみ)』について
『南津海(なつみ)』という名前は、“夏”に食べる“みかん”と言う意味で付けられた名前です。
徐々に生産量が増えてきていますが、まだまだ一般的にはなっていない幻の愛媛みかんです。
『南津海(なつみ)』は、
カラーマンダリン×ぽんかん(吉浦)の交配により誕生。
ちなみに、『カラーマンダリン』は、
尾張温州みかん×キングマンダリン(地中海産)の交配により誕生。
糖は高いけれど酸も強い『カラーマンダリン』に、『ぽんかん(吉浦)』を交配してみようというアイデアから生まれました。
しかも、4,5月まで木成り完熟させて始めて酸が抜ける“超おそて”のみかんです。
つまり、4,5月に摘み取られて市場に出てくる甘いみかんの最終品種というわけです。
愛媛みかんの特産地『宇和島』産は、糖度18度あり、めちゃ甘。
『ハウスみかん』でも、こんなに高い糖度はありえません!
夏に、あま〜いみかんを食べたければ、このみかんになりますね。
徐々に生産量が増えてきていますが、まだまだ一般的にはなっていない幻の愛媛みかんです。
『南津海(なつみ)』は、
カラーマンダリン×ぽんかん(吉浦)の交配により誕生。
ちなみに、『カラーマンダリン』は、
尾張温州みかん×キングマンダリン(地中海産)の交配により誕生。
糖は高いけれど酸も強い『カラーマンダリン』に、『ぽんかん(吉浦)』を交配してみようというアイデアから生まれました。
しかも、4,5月まで木成り完熟させて始めて酸が抜ける“超おそて”のみかんです。
つまり、4,5月に摘み取られて市場に出てくる甘いみかんの最終品種というわけです。
愛媛みかんの特産地『宇和島』産は、糖度18度あり、めちゃ甘。
『ハウスみかん』でも、こんなに高い糖度はありえません!
夏に、あま〜いみかんを食べたければ、このみかんになりますね。
『清見タンゴール』の出生の秘密!
『清見タンゴール』は、“宮川早生×トロビタオレンジ”の交配で生まれたのですが、これが簡単ではなかったのです。
なぜなら、温州みかんを食べたとき、種のないのをあなたも知っているでしょう。
みかんは、ヘテロ(異形接合)果実で、長いこと「処女生殖」を続けてきていたのです。
マリア様ですね。
つまり、♂はいなくて、♀のみで種を増やしてきた特殊な果実なのです。
だから、バイオ技術なくして生まれることはなかったのです。
『清見タンゴール』は、バイオ技術で生まれた国産第一号の『タンゴール』なのです。
なぜなら、温州みかんを食べたとき、種のないのをあなたも知っているでしょう。
みかんは、ヘテロ(異形接合)果実で、長いこと「処女生殖」を続けてきていたのです。
マリア様ですね。
つまり、♂はいなくて、♀のみで種を増やしてきた特殊な果実なのです。
だから、バイオ技術なくして生まれることはなかったのです。
『清見タンゴール』は、バイオ技術で生まれた国産第一号の『タンゴール』なのです。

